たいしたことない

内容を改変しない程度に句読点、てにをはなどは時々修正しています

バカはアーティストになれない

我慢してたけどやっぱり納得がいかないからぶちまけておきます。

代々木公園に住むホームレスのダンボールを4万円で買って、世界平和の絵を描いたら感動しか生まれなかった! - ぼくは画家としてメシを食う

いろいろ間違ってる気がする。


僕は普段音楽とか絵画とかのアーティストな人達と付き合いがあって彼らは生活費を切り詰めたり、売れなくても自分達の最高なものを表現するために四苦八苦してる姿を見せつけられる事が多く、僕の方が年上で彼らより若干稼ぎがあるのでできる限りフォローしてあげたりメシ食わせたりしています。


ラップやってる年の離れた友達は最近のブームも相まってメジャーから音源出したりしてるけど、彼らもどこぞの誰かと違って中学生の時から10年ラップやってて、本人も売れる前から冗談で、

「俺、なんでこんな金にならないことやってんすかね?ww」

みたいな事言ってて、もちろん才能も大切だけど継続ってバカに出来ない要素だと本当に痛感する。


僕もアートが大好きで知識は薄っぺらいけど、美術館行ったり本買ったり、ネットで調べたりして出来るだけ理解できるようになりたいぐらいの謙虚な気持ちを持ち合わせてるつもりです。アーティストって何だろう?って考える事があって、抽象的な表現ですがアーティストって自分の欲求などの何かをアウトプットする職業だと思うんです。


で、宮森さんですけど半年も続かないラッパーであったり、バスキアみたいな絵を描いてバスキアを越えたいとか、バスキアの劣化コピー描いてバスキアを越える事ができないってどうして気がつかないのか不思議でたまらないんです。それは画家ではなくてバスキア風の劣化コピーのイラストを描くイラストレーターって事だと思うんですよ。じゃお前バスキアが生まれる背景とかもろもろ調べたか?って話なんだけど。

(ここは僕の偏見だけど、彼は予備知識が入ると云々とかって安っぽい言い訳しそう。)

断っておきますけどイラストレーターの方々が下って事を言ってるのではなくて彼のマインドが間違ってるって話です。


昔は村上隆がすごく苦手だったんです。ネットで叩かれるいろんなシーンに対する感謝が足りないみたいな気持ちでしたが、元のソースがあやふやですが、村上隆とか奈良美智の作品を販売していたギャラリストの小山登美夫さんが、「アートはその作家が吸収した内容が反映されていてそこが価格である。」みたいな話を書いてて、村上隆だと知らない人がフィギュア見てもアニメの簡単なコピーにしか見えないけど、背景であったり村上隆はそのために海洋堂に何ヶ月も通って社員よりも長く会社に残り早く帰れと怒られ、長年の文化を吸収しそれを作品に込める作業を行い、要は彼が学習した成果が作品の価格になるわけです。昔の宗教絵画なども誰がどんな服を着ている等が厳密に決まっている事が多いです。

f:id:tmura:20180228030111j:plain
f:id:tmura:20180228025959j:plain
左:村上隆 右:ドナルド・ジャッド



現代アートはその傾向が顕著で、メジャーなドナルド・ジャッドは「連続する箱」を作品としていてこれって図面があれば俺でも同じ物が再現可能だし、真贋がハッキリしないレンブラントも同じで、レンブラント工房はレンブラントのテクニックを教わった弟子が作成し、レンブラントがサインした作品も多くありも真贋で大騒ぎになりました。そうなると再現性が可能な場合にジャッドが作った箱と俺が同じ図面?から作った箱(レンブラント工房の弟子も同様)に価値の大きな違いががあるのが現代アート的な考えで、上の村上隆が何ヶ月も海洋堂で吸収した内容もジャッドしかり、コンセプトに対して対価を支払っているわけです。だから簡単に再現できるできないではないのに、バスキアの劣化を作成してアートとか平成だけどへそで茶を沸かしそうになる。


他だと去年横浜で見た、中国のアイウェイウェイは難民が本当に着ていた救命胴着を作品にし度肝を抜かれたし、そこに大きな何かを見せる、前にネットで流れてきた、
「価値が無いところから価値を生み出す」
のがアートであると考えます。

 

f:id:tmura:20170725111055j:plain

アイ・ウェイウェイ(http://yokohamatriennale.jp/2017/blog/2017/07/blog-2017-10.htmlより)


今回のホームレスの段ボールもそういう意味ではコンセプトも何もないしそりゃ「感動ポルノ」とか「クラウドファンディングのために利用した」呼ばわりされても仕方無いと思います。
ここでホームレスの方々を社会問題として捉え、そこを形にすればそこで初めてアートになるのでは?って思います。だからこんなチャンスがあって問題提議も出来ないバカが露呈しただけだよ。うちの周りのラッパーは曲すごく聴いてるし、現代アートやってる人達の読書量とか頭が上がらない。


ところが宮森画伯は、
「バスキアを越えたい。」
とか発言していますが、誰かを越えるって何言ってるんだろう?って感じです。

そもそもバスキアの劣化コピーがオリジナルを越える事ないし、どこかの国のおかしなガンダムがオリジナルを越えるはずない。
自分の情熱を形にする事は誰かを越えるという事ではなくて、結局のところラップ儲からないから絵を書きますって印象でしかなくて、それだとただの拝金主義って500%勘違いされても仕方無くない?って感じです。


似たような話だと昔、お笑い芸人が
「みんな自分の山(面白い)を持っててお互いの頂上が違う、そこをアウトプットしてるだけだ。」
って言ってて凄く納得した記憶があります。明石家さんまは自分の全盛期は高校時代でそれを今もテレビで見せてるって言ってるのも同じ事だと思います。元々の才能を切り売りしてる。


上にも書いたアイウェイウェイはいろいろ過激で時々中国当局から軟禁されていたりするのですが、この部分がアーティストの戦う要素じゃないの?中国から軟禁されたり、もしかしたらあそこの国だから殺されるかもしてないけど、作品を発表する姿勢が戦うって事じゃ無いの?パリコレに初めて真っ黒な洋服で現れてフランス人の度肝を抜いた山本耀司川久保玲だって戦った結果だし、最近一番アツい映画の小林監督は富士宮のヤンキー集めて低予算の面白い映画撮ってるし、僕の好きな作家の新野圭二郞さんは引きこもりの人を根気強く何ヶ月も交渉し、引きこもりの彼の部屋をそのまま展示する作品作ったりしてたけどこれだって戦うだと思うしこんなのいくらでもある。薄っぺらいやる気を見せて、スラップ的にアンチは告訴します。戦いますだってwwwこれだとただの意識高い系となんら区別つかない。

 

f:id:tmura:20180228032924j:plain

高野氏にまつわる再構築プロジェクト2004

上は展示会場に再現された引きこもりの高野さんの部屋です。


アーティストは清貧であるべきみたいな話をしていなくて、ロックフェラーとドナルドトランプとミダス王を敬愛するマークコスタビはレンブラント方式で工房のスタッフに制作させサインだけして人気が下がってしまいましたが、それでもマークコスタビも村上隆もアーティストがどうやって食べるか?の流れから銭勘定するのはわかるのですが、どうせフリースタイルダンジョン見て飛びついてすぐに諦めて、zozoの前澤さんが60億(次に120億)でバスキア買ったの見てバスキアアツい!!ぐらいにしか思ってないんじゃないの?ぐらいの感想です。

 

そもそもアートをビジネス云々言ってるけど、村上隆が2006年に「芸術起業論」出版してるの読んだの?お前より偉大なアーティストの意見もどうせ学習してないだろ。一流のアーティストって知的が人が多くて頭良い印象受けるけど、アーティストが一番バカって本末転倒。


結論としてはバカはアーティスト名乗るのやめて欲しいし、それでも応援する人達はら個人の意思なので別に何も思わないけど(若干無責任だとは思うけど)、薄っぺらい応援してるフォロワーも頭が悪すぎる。どこぞのバカが自分のブログで本気を笑うなとか言ってるけど、言ってる自分に酔ってるだけでその本気のベクトルがズレてるって批判ぐらい理解しろよ。だから意識高いブロガー共は薄っぺらいバカなんだよ。仮にすげぇ稼いでたとしても品が無くて金持っててもそれだと、○○系の悪い奴らと同列じゃねーか。

 

周りの苦労を見てるから本当にアーティストなめんなよ。

 

ついでに言っとくと代々木公園にはホームレスの画家がいるのにそれも知らないし、せっかく代々木公園の画家に出会えるチャンス逃すとか重ね重ねバカだと思う。

 

【追記】

画伯がなめてるので続きを書きました。
でも意味が無い事に気がついたので削除しました。

tmura.hatenablog.com